ダイヤモンド富士が拝める冬の高尾山もお薦め

たまりば編集部

2015年12月22日 15:56

高尾山は、東京都八王子にある標高599mの山。

東京都心から50キロ、電車で約1時間という近距離にありながら、
1300種類の植物、5000種類の昆虫など、豊かな生態系が維持されていることが評価され、
ミシュランで3つ星を獲得しました。
外国人観光客にも人気で、年間の来山者数は約300万人にも上ります。

登山というと、暖かい時期のイメージが強いかもしれませんが、
高尾山は、春の新緑や秋の紅葉だけでなく、冬の時期にも絶景を観られます。

それは、富士山の頂上に太陽が沈む、「ダイヤモンド富士」と呼ばれる奇跡の光景。
空気の澄んだ12月下旬に、高尾山の山頂からダイヤモンド富士を拝むことができます。


※写真提供 (公社)八王子観光協会

この時期の日没時刻は、だいたい16時半頃。
高尾山には、山の中腹まで登れるケーブルカーがあるので、
ダイヤモンド富士が観られる時間帯を狙っての冬登山もお薦めですよ。


※写真提供 (公社)八王子観光協会

東京都心から高尾山までは、新宿駅から京王線に乗って約1時間。
京王線「高尾山口駅」からは徒歩5分でケーブルカー乗り場、約6分で高尾山中腹の「高尾山駅」に到着。
そこからダイヤモンド富士が観られる頂上までは、ゆっくり歩いて1時間くらい。

ケーブルカー「高尾山駅」から頂上へ向かう途中には、山岳信仰の飯縄大権現を奉る薬王院があります。
薬王院は西暦744年に創建されたお寺で、山中には飯縄大権現のお供とされる天狗の姿も。
「琵琶滝」と「蛇滝」の二つの滝修行の道場も持ち、山伏が修行に訪れるなど、
高尾山は、霊山として今もなお信仰の対象となっています。



高尾山には、複数の登山道がありますが、その中の1つ「4号路」には、
「みやま橋」という吊り橋があり、こちらも登山客に人気です。
登りは薬王院のある「1号路」、下りは吊り橋のある「4号路」のように、
行きと帰りとで別なコースを楽しむのも良いと思います。



そして、山頂からは日中も素晴らしい景色を眺めることができます。
天気の良い日には、東には50キロ離れた東京スカイツリーや横浜のランドマークタワー、
西には富士山が望めます。


※写真提供 (公社)八王子観光協会

都心から2時間ちょっとで行けちゃう「ダイヤモンド富士」絶景スポットへ、ぜひお出かけ下さい。

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